38歳で「50歳の自分」を逆算設計したら、いま削るべき習慣が3つ見えた話:LIFE SHIFTとエッセンシャル思考を掛け合わせて作った12年計画の実録

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50歳のゴールを先に決めたら、38歳の選択が変わった

私は現在38歳。NDT検査員として20年のキャリアを持ち、個人事業と法人を併営している。

昨年、『LIFE SHIFT』と『エッセンシャル思考』を続けて読んだ。そのとき「50歳の自分」を具体的に設計してみたら、いま削るべき習慣が3つ見えた。

50歳時点の目標は次の3つ:

  1. 年間配当200万円を達成(生活費の一部をカバー)
  2. 「呼ばれた現場のみ受ける」働き方へ移行(年1〜2回、信頼ある取引先のみ)
  3. 家族時間の質を最優先(子供の成長イベントを最前列で見続ける)

これを12年計画で逆算したとき、「いま何を削るか」が明確になった。

LIFE SHIFTが教えてくれた「マルチステージ人生」の設計軸

『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著)は、100年時代の人生設計を「教育→仕事→引退」の3ステージから「複数ステージの組み合わせ」へ再定義する本だ。

私がこの本から得た最大の学びは、「50歳でリタイアするのではなく、50歳で働き方のステージを切り替える」 という発想だった。

完全リタイアではなく、「呼ばれた現場のみ受ける」モードへ移行する。これは「社会からの断絶」を防ぐ装置でもある。

38歳の現在、私の恐れは「収入の断絶」だ。だが配当所得が充実すれば、恐れは「社会からの断絶」へ移行する。50歳以降も「必要とされる場所があれば行く」働き方を残すことで、社会接続を維持できる。

LIFE SHIFTの思想は、私の「50歳ゴール設計」の土台になった。

エッセンシャル思考で「削る習慣」を3つ特定した

『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン著)は、「より少なく、しかしより良く」を実現する方法論を説く本だ。

私は「50歳の自分」を先に決めた後、この本を使って「いま削るべき習慣」を逆算で特定した。

結果、次の3つを削ることにした:

1. 単価3万円/日未満の案件

私はNDT検査員として、工数3万円/日を基準ラインに設定している。これを下回る案件は原則受けない。

50歳以降は「呼ばれた現場のみ受ける」モードに移行する。そのとき、単価は「こちらの言い値」になる。

ならば、いまから低単価案件を受ける習慣を断ち切っておくべきだ。38歳の時点で「安い案件は断る」習慣を作っておかないと、50歳で急に断れるようにはならない。

2. 「とりあえず参加」の業界イベント

私は以前、「情報収集」を名目に業界イベントへ「とりあえず参加」していた。

だが、エッセンシャル思考の問いかけ——「これは本当に重要か?」——を使ったら、大半は「参加しなくても困らない」イベントだった。

いま削るべきは、「とりあえず参加」の習慣だ。50歳以降は「呼ばれて行く」モードになる。ならば、38歳の時点で「選んで参加する」習慣を作っておく。

3. 深夜のSNS巡回

私は深夜、X(旧Twitter)やLinkedInを「なんとなく」巡回する習慣があった。

だが、これも「本当に重要か?」の問いに耐えられなかった。情報収集の効率も悪く、睡眠時間を削るだけだった。

50歳のゴールは「家族時間の質を最優先」だ。ならば、いまから「無駄な夜更かし」を削る習慣を作っておく。

「12年計画」を逆算したら、いまやるべきことが3つ見えた

50歳のゴールを先に決めたことで、38歳の選択が変わった。

逆算で見えた「いまやるべきこと」は次の3つ:

1. NISA・iDeCoの積立を淡々と続ける

私は楽天証券でNISA積立を毎月1日に自動買付している。iDeCoも別途運用中だ。

50歳で年間配当200万円を達成するには、38歳の時点で「淡々と積み立てる」習慣が不可欠だ。

LIFE SHIFTの言葉を借りれば、これは「無形資産(金融資産)」の蓄積フェーズだ。

2. NDT検査の実績を「選ばれる人材」へ昇華させる

50歳以降、「呼ばれた現場のみ受ける」働き方を実現するには、38歳の時点で「この人に来てほしい」と言われる実績を積み上げておく必要がある。

私はいま、FCC装置(流動接触分解装置)の定期検査・補修計画作成を担当している。この領域で「この人なら任せられる」と言われる実績を、あと12年で作る。

3. 家族時間の「質」を優先する習慣を作る

私は6歳の娘がいる。50歳のゴールは「家族時間の質を最優先」だ。

ならば、38歳の時点で「量より質」の習慣を作っておく。深夜のSNS巡回を削り、娘との朝の時間を増やす。

LIFE SHIFTの言葉を借りれば、これは「無形資産(家族関係)」への投資だ。

「50歳の自分」を先に決めると、38歳の選択が明確になる

私は「50歳の自分」を先に決めたことで、38歳の選択が明確になった。

LIFE SHIFTは「マルチステージ人生」の設計軸を教えてくれた。エッセンシャル思考は「削る習慣」を特定する道具を与えてくれた。

12年計画の逆算設計は、「いま何をやるべきか」「いま何を削るべきか」を同時に明確にする。

もしあなたが「将来の働き方」に漠然とした不安を抱えているなら、まず「◯歳の自分」を具体的に設計してみることを勧める。

ゴールを先に決めると、いまの選択が驚くほど明確になる。

関連書籍

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)——100年時代の人生戦略

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マルチステージ人生論。個人事業+法人併営というポートフォリオ的働き方を後付けで正当化してくれた。

エッセンシャル思考——最少の時間で成果を最大にする

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「より少なく、しかしより良く」の方法論。INTJ気質の選択と集中を正当化する枠組みとして定期的に再読している。

参考

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