Claude Codeで個人ブログを作った経緯
38歳で個人事業と法人を併営している私が、urinosuke.com と urisol.com の2サイトを構築したのは2025年冬のこと。プログラミング経験はほぼゼロ、HTMLとCSSの初歩を少し齧った程度だった。
最初は外注も検討したが、「サイトの構造を自分で理解していないと、更新のたびに外部依存が発生する」と気づいて方針転換。AI支援ツールを使えば非エンジニアでも作れると判断し、書籍『Claude Code完全入門』を購入して実装に入った。
この記事では、1週間でブログ構築を完了させた実際の手順と、失敗から学んだAI時代のコード習得法を記録する。
『Claude Code完全入門』が提示した学習の型
書籍の核心は「CLIベースの開発リズム」と「ハンズオン重視」の2点。従来のプログラミング学習のように「文法→構文→アルゴリズム」と積み上げるのではなく、「動くものを作る→壊れたら直す→理解が後からついてくる」という逆順設計だった。
具体的には以下の流れ。
- Claude Codeに「Astroでブログサイトを作りたい」と指示
- 生成されたコードをローカルで実行
- エラーが出たら内容をClaude Codeに渡して修正案を取得
- 修正→再実行→エラー→修正のサイクルを回す
この「書く→壊す→直す」の反復が、文法書を読むより圧倒的に早く実務感覚を身につけさせた。
実際に躓いた3つのポイントと解決法
ポイント1: Astroのコンテンツコレクション設定
Markdownファイルを記事として認識させる設定で最初に躓いた。src/content/config.ts の schema 定義がうまく動かず、ビルドエラーが頻発。
Claude Codeに「このエラーログで何が原因か」と聞くと、zod(型定義ライブラリ)の記法ミスを指摘され、正しいコードを提示してくれた。自分で調べれば30分以上かかる内容が3分で解決。
ポイント2: Cloudflare Pagesへのデプロイ手順
ローカルで動いてもデプロイ時にエラーが出る典型的パターン。原因は環境変数の設定漏れとビルドコマンドの相違だったが、Claude Codeが「Cloudflare Pagesのビルド設定はこう書く」と段階的に指示してくれた。
ここで学んだのは「エラーログをそのまま貼る」こと。人間に聞くと恥ずかしいような初歩的なミスも、AIは淡々と修正案を出してくれる。
ポイント3: RSSフィードの自動生成
ブログ記事をRSSとして配信する機能を追加したかったが、Astroの公式ドキュメントだけでは理解が追いつかなかった。
Claude Codeに「RSSフィードを生成するコードを書いて」と依頼すると、@astrojs/rss を使ったコード例が出力され、そのまま動いた。従来なら「RSSとは何か」から調べる必要があったが、「動くコードを先に得て、理解は後から深める」順序で進められた。
AI時代のコード学習で変わった3つのこと
1. 「完璧に理解してから書く」が不要になった
従来のプログラミング学習は「理解→実装」の順序が前提だったが、Claude Code時代は「実装→理解」が成立する。動くコードを先に得て、エラーを直す過程で理解が深まる。
この逆転が、非エンジニアの参入障壁を大きく下げている。
2. エラーログが最良の教材になった
エラーが出たとき、従来なら「検索→Stack Overflow→試行錯誤」の時間がかかった。今はエラーログをClaude Codeに渡せば、原因と修正案が即座に返ってくる。
エラーを「学習のトリガー」として前向きに扱えるようになった。
3. 「何を作りたいか」が唯一の前提条件
必要なのは「何を作りたいか」の明確化だけ。文法知識や開発環境の整備は後からでいい。この順序の転換が、コード学習の心理的ハードルを下げた。
私の場合も「Markdownで記事を書いて自動投稿したい」という目的が先にあり、そこから逆算してAstro + Cloudflare Pagesの構成を選んだ。
1週間で構築を完了させた実際のスケジュール
- 1日目: 書籍『Claude Code完全入門』を通読。Astroの概要を把握
- 2〜3日目: ローカル環境でAstroプロジェクトを作成。記事表示の基本構造を実装
- 4日目: Cloudflare Pagesへの初回デプロイ。環境変数とビルド設定で躓く
- 5日目: RSSフィード・カテゴリ分類・タグ機能を追加
- 6日目: デザイン調整とOGP設定
- 7日目: 記事自動投稿スクリプト(Python)を作成して統合
1日あたり2〜3時間の作業時間で、実質的な開発時間は15〜20時間程度。エラー解決にClaude Codeを使ったことで、調査時間が大幅に圧縮された。
書籍『Claude Code完全入門』の活用法
書籍は「ツール単体の使い方」を丁寧に解説している。CLIベースのコマンド操作、プロンプトの書き方、エラー対処のパターンが実例ベースで並んでいて、辞書的に使いやすい。
私が特に参考にしたのは以下の章。
- Chapter 3: プロジェクト作成からデプロイまでの一連の流れ
- Chapter 5: エラーログの読み方と対処法
- Chapter 7: 外部ライブラリの導入手順
「ハンズオンで手を動かしながら学ぶ」設計なので、読むだけでなく実際にコードを書きながら進めると理解が深まる。
まとめ: 「書く→壊す→直す」が最短ルート
Claude Codeを使った1週間のブログ構築で得た最大の学びは、「完璧に理解してから書く」必要がなくなったこと。動くコードを先に得て、エラーを直す過程で理解が後からついてくる。
この順序の転換が、非エンジニアでもコードを書ける時代を作っている。必要なのは「何を作りたいか」の明確化と、エラーを恐れずに試行錯誤する姿勢だけ。
書籍『Claude Code完全入門』は、その試行錯誤を効率化する実務的な地図として機能する。コード学習の入り口に立つなら、読んで損はない1冊。
関連書籍
- Claude Code完全入門 | 楽天で見る
- 実践Claude Code入門——現場で活用するためのAIコーディングの思考法 | 楽天で見る
- Webを支える技術 HTTP、URI、HTML、そしてREST | 楽天で見る